只今福岡でも緊急事態宣言発令中のため、外出を自粛している方に、パーソナルカラーをより楽しく知ってもらうために、色々な情報をお届けしたいと思います。
今日は、前回に引き続き、なぜパーソナルカラー診断の結果が分かれるのかという話です。
前回書いたように、人的な要因と環境的要因があり、環境的要因の一つが「照明」による影響です。
今回はその照明についての話。
お客様とお話をしていると、よくこのような話を耳にします。
- 洗面所でメイクをして外に出たら、メイクに失敗してたことに気づいた
- 店でタッチアップした時は良かったのに、帰って見たら馴染んでなかった
- お店で選んだ服が外に出ると全然違って見えた など...
皆さんは思い当たりませんか?おそらくあると思います。
では、なぜだと思いますか?
私たちが見ている色というのは、光が物体に当たって反射しているものです。つまり"照明の一部分"を見ているということ。
だからこそ、照明の種類によって私たちが認識する色は変わって見えるということです。
照明の種類というと、例えば飲食店ではオレンジが混ざったような暖かい光、会社や学校で使われている少し青白いような光、など種類が色々あり、当然のことながら見た目の色が違うわけで、その照明を当てて見る色は同じものであっても変わってしまうということです。
ここまでは、おそらく皆さん予想がつくと思うのです。
では、パーソナルカラー診断に置き換えても同じことなのですが...
このように思う方もいらっしゃるかと思います。
確かに、人間の肌の色も見え方も変わるけど、布の色の見え方も同じように光が当たって変わるわけだから、同じ条件なら光は関係ないのでは??
一見筋の通った理論のように感じますが、もちろん正しくはないです。
例えば、黒は全部の光を吸収して反射するので、どんな照明になろうが黒のままです。
白は全ての光を反射するので、赤みの照明では赤みを帯びた白、青みの照明では青みを帯びた白に見えます。
ということは、同じ照明に当たっていたとしても、色が本来と変わって見えるという"ズレ方"は一定ではないのです。
だから、同じように光が当たっているから関係ないわけではないのです。
もっと詳しくと言う方は、こちらを参考に
第7回 色を見るときは、色温度だけではなく演色性にも気をつけよう | そうだったのか!デジタルフォトの色 | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO
それから、診断をする人のスキルでは?と思う方もいるかもしれません。どんな照明でも見抜けるのがプロだろうと。
これもむしろ逆。プロなら、上記のような色の見え方、光の反射について知っているからこそ照明に一番気を使うのです。
実際に、印刷の現場、デザイン、カメラのレタッチをする方々、つまり特に色にシビアな方々は、私たちも使用している色専用の照明を使用しています。
「色評価用」という照明が存在すること自体が、色を評価する上で光が大事だということの証明ですし、上記の現場では、ベテランだからキャリアがあるから照明なんて関係ない、なんて言う人はいないと思います。
経験があれば、本来の色と多少違って見えても、パーソナルカラーを見抜けるはずと言う理屈は、
私の舌は絶対だから、ガム噛みながらでもワインの本来の味がわかります。と言っているようなものです。
そりゃあできることもあるでしょうけど、
まずプロとしてやらない...ということなんです。
エクスカラーの標準光パーソナルカラー診断は、
パーソナルカラー診断という色の評価には不可欠な標準光を使用しており、
時間帯や天気に影響されずいつも適切な条件で、カラー診断が行えるよう環境を整えています。
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