前回から、初めてパーソナルカラー診断の内容について、初めての方にわかる解説を行なっています。
今日は、パーソナルカラー診断ではどんな結果を教えてくれるのか?という話です。
診断結果はどんな形で知らされるのか?
パーソナルカラー診断は、自分の個性をより魅力的に見せてくれる色を探すわけなのですが、色と言っても世の中にはたくさんの色が溢れています。服を初めファッションアイテムの色で出回っている色だけでも、何千、何万いや、もっと多くの色がありますよね?
では、自分に合う色を探すためには、それらすべての色を試してみないとわからないのではないか?と思われるかもしれませんが、実際はそうではありません。
そんなことをしていては、カラードレープの数が膨大になりますし、それを片っ端から当てていてもご本人も疲れてしまいますし、結果を覚えられません。
ではパーソナルカラー診断では、そのようにオススメの色を探していくかというと、下の写真のように、予め分類している4つのカラーグループの中から、このグループの色が特にオススメです、という診断をします。
4つのグループは、共通の特徴を持った色が集まっており、診断結果から自分に合う色の特徴がわかるということになります。それぞれ春夏秋冬という、季節の名前で呼ばれているもので、英語でスプリング、サマー、オータム、ウィンターと呼ぶこともあります。
画像だけでは分かりにくいかもしれませんが、赤といっても、4つのどのグループにも入っていますね。青も緑も同様です。
パーソナルカラー診断の結果としては、赤が似合います!ということではなく、赤なら明るめの赤がいいのか、濃い赤がいいのか、暖かい赤がいいのか、クールな赤がいいのか、というように赤なら赤でもどのような赤がいいのかということがわかるのです。
この4つのグループの色の見分け方については、診断前にまたご説明いたしますので、ご安心ください。
色の見分け方がわかるか心配...という方には
上記のように4つのグループの分類を基本に考えていくパーソナルカラー、診断結果が分かったとしても、どの色がどのグループに入るのか?というのは、すぐに体得できるものではありません。
初めてみた方は、その診断を受ける1時間の間に「完璧に見分けられるようになりました!」という方はまずいらっしゃいません。
色は、感覚で捉える部分がありますので、いくら理論的な説明を受けたとしても最終的には目で慣れることが大事。
その診断を受けた日を機に、周りの色を見ながらこれはどのグループの色だろう?と目を慣らしていくことで徐々に理解していけます。
診断を受けてくださったお客様には、4つのグループの色の例の一覧が載っている紙製の色見本をお渡ししていますので、まずはそれを参考にしていただけます。
ただし、紙製の色見本は、印刷上再現が難しい色があったり、すぐに褪色で色が変化したりするため、長年使える布製の色見本もご用意しています(別売)。
実際の服などの質感に近く、紙よりも分かりやすいのと、手帳型で持ち運びもしやすいため好評です。
色は常に見本を見ていないと、感覚的に記憶だけではずれてしまいますので、このような手帳を持っておくことをオススメしております。
今回は、パーソナルカラー診断ではどのような結果が出るのか?ということについてお話をしました。
皆さんにとって、どのグループの色がベストな色になるのでしょうか?
ぜひ、実際に体験してみてください。
それではまた次回。
標準光を使用したパーソナルカラー診断
パーソナルカラー診断に限らず、色を扱う現場では色を正しく評価するための照明(標準光)が必須です。色はその場の光によって見え方が大きく左右します。お客様の肌の色も、お客様に当てるカラードレープの色も、標準光を使用することで、天気や時間帯に左右されずいつも正しい状況で見ることができます。
自然光は、季節や時間帯、地域でバラバラ、雲がかかるだけでも照度が大きく変動し、とても不安定なためパーソナルカラー診断としては向かないことも多いのです。
最近では、このようなライトを使用して行うパーソナルカラー診断は行われていますが、光の種類(質)がとても重要です。
ただ明るく照らしているだけの光もあります。標準光は明るさが足りないから使用しているだけではなく、"本来の色"を写すためのものであり、一般的に使用されているそのようなライトとは違います。
ただ白いだけの光だけでなく、質的にも太陽光に限りなく近い最高水準の光、それでいて直接顔に当てても危険ではない光を使用しています(紫外線もカットされています)。
光は色を語る上で大前提の条件。パーソナルカラー診断の基本でもあるので、色を扱うパーソナルカラーアナリストとして、正確性や安全性の面から、カラー診断の照明には細心の注意を払っています。
光でどれだけ見えかたが違うのか?
上の写真では、背景においている布は全て同じ真っ白な色の布です。
しかし照明の色や質が変わるだけで全然見えかたが違います。せっかくノーメイクでお越しくださったのに、肌の色が正しく見えていないということもあれば、お客様に当ていている布も色が変わっている、というのはもはや何を診断しているのかわからないということになりますね。
買い物をした時に、お店で見たときの色と家に帰って見た色が違うというよくあるトラブルもこのような原因です。
確かにその場に長くいれば、目は順応しますが、言い方を変えれば"感覚がずれていることに気づかないということ"です。
見た目がただ白いというだけでも適切でない光は多く、肉眼では気づくことができないことも多いのが難しいところですが、こちらでは光が適切かどうかを判断する試験紙(テストカード)を使用し、お客様にも確認していただけるようにしています。
エクスカラーの標準光パーソナルカラー診断は、
パーソナルカラー診断という色の評価には不可欠な標準光を使用しており、
時間帯や天気に影響されずいつも適切な条件で、カラー診断が行えるよう環境を整えています。
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