私たちは、パーソナルカラー診断をするときには、色の見え方を決定する照明の質は診断の結果を左右する大きな要素として考えており、その照明の種類や質に関しては厳正に選んでおります。
その時の基準は、"色が正確に見える"というのは勿論なのですが、実はそれだけではありません。
もう一つ大事にしているのは、"人に対して安全か?"という基準です。
実は、私だけでなく、私の周りのカラーリストの同業者の方々、また今カラーの勉強に来られている受講生の話を聞いても、LEDになって目が疲れるという話をよく耳にします。
私も、自宅の照明がLEDに変わってからというもの、蛍光灯の時の色の柔らかさがなくなりとても刺激が強く感じるようになりました。
皆さんもそんな経験がありませんか?
実際に、LEDの照明の方を直接見てしまうと、ほんの少し見るだけで、目に焼きついたような残像が残り、とても目に良くないなというのをよく感じます。私だけかなと思いましたが、やはり皆さん同じのようで、少し強めの光の場合だと、すぐに消えずにずっと残っているということもあるようです。
LEDライトの特性として、直進性が強いということで眩しく感じるというのもありますし、ブルーライトも目にはよくないというのも皆さんご存知の通りです。
つまり、LEDは照明として使われているものの、直接見たりするのはやめた方が良い光(太陽光のように)ということです。私は家の照明も蛍光灯に戻したいのですが、今はなかなか売っていなくて、元に戻せないのです...
実際にメーカーのホームページにも、直接長時間見続けるのはよくないと書いてあります。
長時間というのは、どれくらいかはわかりませんが、でもきっと見たことがある方なら一瞬で背けたくなると思います。
つまり、パーソナルカラー診断の時に、前から顔にLEDのライトを当てるというのは、絶対にお勧めではないということです。
消して、LEDを貶めたいわけでも何でもないのですが、少なくともパーソナルカラーの現場にはLEDは現時点では不向きだと感じています。勿論まだまだ発展途上なので今の問題が改善されることも期待できますけどね。
大切なお客様にとっても、そして診断を繰り返す私たちパーソナルカラーアナリストが正常な判断をできなくなるかもしれないという重大な問題になるかもしれないからこそ、軽く見れないこの問題です。
蛍光灯を使っているのはそのような理由なので、今時蛍光灯なの?古いんじゃ?と思わないでください。むしろ、実は色を使う現場では蛍光灯がいまだに使われているんです。
標準光を使用したパーソナルカラー診断とは
パーソナルカラー診断に限らず、色を扱う現場では色を正しく評価するための照明(標準光)が必須です。色はその場の光によって見え方が大きく左右します。お客様の肌の色も、お客様に当てるカラードレープの色も、標準光を使用することで、天気や時間帯に左右されずいつも正しい状況で見ることができます。
自然光は、季節や時間帯、地域でバラバラ、雲がかかるだけでも照度が大きく変動し、とても不安定なためパーソナルカラー診断としては向かないことも多いのです。
デパートなどで買い物をしたけど、家に帰ったらなんか違う...という経験はありませんか、それも光が原因です。
色選びをするのに、照明が適切でないというケースは多く、そのためにパーソナルカラー診断の結果が変わったりすることも問題になっています。
光は色を語る上で大前提の条件。パーソナルカラー診断の基本でもあるので、色を扱うカラーコンサルタントとして、パーソナルカラーアナリストとしてカラー診断の照明には細心の注意を払っています。
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カラーコンサルタント/有吉知幸
--イルドクルール認定 標準光ベストカラーアナリスト/イメージコンサルタント
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