先日、パーソナルカラー診断を受けに来られたお客様から、ファンデーションなどのメイクの色で、店員さんに勧められたものがイマイチ合っていないというご相談を受けました。
結果的には、肌の色とファンデーションの色が合っていなかったことが原因でした。お店ではラインナップの中でも一番オークル寄りの色を勧められたということでしたが、ご本人の肌を見てみると、そこまで黄みは強くありません。ご本人もあまり合っていると思っていなかったようですが、これが良いと勧められたために買ったそうです。
なぜこのようなことになったのか...
原因の一つとしては、売り場の"照明"があると思います。最近では、たいていの場合が、化粧品売り場の照明はLEDだと思いますが、光の成分という点から考えてLEDでは正しく色を判断できないことがほとんどです。
パーソナルカラー診断で、LEDを使用せずに、カラー診断用の蛍光灯を使用しているのもそのためです。
特にメイクの色はほんの少しの違いで、違和感を感じたりするものなので、LEDの下やその他の不適切な照明の下では自分に合うメイクの色を選ぶというのはとても難しいことかもしれません。ショップの店員さんでも、カラーリストでもただの人間、色を正しくみるためには相応の環境がなければいけないということを改めて実感しました。
僕の経験上、メイクはありませんが、ネクタイや服の色でも同じことは多いです。店員さんに勧められた色でパーソナルカラーだったことはほとんどありません。ただ勧められたからではなく、自分位合う色を自分で知っておくということは大事なことかもしれませんね。
パーソナルカラー診断を受けに来られた際には、標準光でメイクカラーの確認も一緒に行っておりますよ。
それから、パーソナルカラー診断での肌の色をちゃんと"顔の色"で見ているかということ。よく腕にファンデーションを乗せて確認したという話も聞きますが、腕と顔は微妙に違うこともありますので、顔に色に合わせるのが一番ですね。