パーソナルカラー診断を受けようと思ったときに、誰にお願いするか。どこのお店にするかは、みなさん悩まれると思います。
そんなときに考えていただきたいのは、"パーソナルカラー"って一体何の専門分野でしょうか?という話です。
ファッションのプロに任せたらいいのか?メイクのプロならきっと知っているのか?美容師さんや美容部員さんならみんな当たり前に詳しいのか?
パーソナルカラー診断というのは色の分析を行うので、"色"というのが専門分野になります。では色の専門家は何を考えているのかというと、例えば、パーソナルカラー診断においては、
正しい判定をするために、
- どんな照明を使えば色が正確に見えるか
- どの方向から光を当てるべきか
- 照明からどれくらいの距離が良いか
- 部屋の中のどの場所で診断をすると良いか
- 窓はどの向きが良いか
- 自然光は雲がかかるとどれくらい明るさが変わるのか
- 天気によって色の見え方がどれくらい変化するのか
- どんな壁の色にすれば色が中立に見えるのか
- 髪留めは何色にすれば診断に影響はないか
- 日焼け止めの成分は色の見え方に影響しないか
- どの布を使って比べるとわかりやすいか
- どれくらいの布の大きさがあれば違いが出るのか
- どんな順番に比べるとわかりやすいか
- どんな見方をするとお客様は納得しやすいか
- 布は多い方が良いのか、少ない方が良いのか
- 肌の色の他にも大事なことはないのか
- この手順には科学的根拠があるのか
- 画像で見たら色は実物とどれくらい違うのか
- 写真で本当に診断できるのか
ということ。そしてこのようなことに答えを出せるのが色の専門家、パーソナルカラーの専門家です。
これは、ファッションやヘアメイクの知識なのではないのはお分かりいただけるでしょう。色の見え方や目の仕組み、光の成分に関する専門的な知識なので、色の専門知識なのです。そして、それをファッションやヘアメイクにつなげるための情報を提供しているのです。
パーソナルカラーについての専門家というのは、上記のことをよく理解している方ということ。そして診断を受けるなら、この専門知識を持ったアナリストにお願いするということ。もちろん、他業種の方でも上記のことに詳しい方もいらっしゃいますし、プロのアナリストでも習っていないという方もいます。
実際には、本を出している方のいうことが正しいとも限らないし、Youtubeで人気だから合っていると言うこともありません。
餅は餅屋というように、色は色屋、そしてヘアメイクやファッションはその専門家に。よく誤解されますが、パーソナルカラーアナリストやイメージコンサルティングは、ファッションの専門家やスタイリストさんとは違っていて、その方の魅力を発見しそれを輝かせる方向性をご提案する立場です。そして色というだけでも、それを専門にしている人がいるくらいなので、とても奥が深い内容。
だからこそ、色のこと"も"わかりますよ!という方よりも、色のこと"なら"という方に任せた方が良いのです。
せっかく納得のカレーを食べるなら、カレー"も"置いているお店ではなく、カレー一筋の専門的に行きたいと思いませんか?だって一生に一度で良いパーソナルカラー診断ですよ?(たまにサブメニューが美味しいところもありますけどね...)
これから受けようと思ったとき、一度診断を受けた後にパーソナルカラーの情報を上手に活用したいとき、どの専門家の情報を参考にするべきか?を考えるときの参考になればと思います。
標準光を使用したパーソナルカラー診断とは
パーソナルカラー診断に限らず、色を扱う現場では色を正しく評価するための照明(標準光)が必須です。色はその場の光によって見え方が大きく左右します。お客様の肌の色も、お客様に当てるカラードレープの色も、標準光を使用することで、天気や時間帯に左右されずいつも正しい状況で見ることができます。
自然光は、季節や時間帯、地域でバラバラ、雲がかかるだけでも照度が大きく変動し、とても不安定なためパーソナルカラー診断としては向かないことも多いのです。
デパートなどで買い物をしたけど、家に帰ったらなんか違う...という経験はありませんか、それも光が原因です。
色選びをするのに、照明が適切でないというケースは多く、そのためにパーソナルカラー診断の結果が変わったりすることも問題になっています。
光は色を語る上で大前提の条件。パーソナルカラー診断の基本でもあるので、色を扱うカラーコンサルタントとして、パーソナルカラーアナリストとしてカラー診断の照明には細心の注意を払っています。
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