ここ数日、以前パーソナルカラー診断を受けた方の受け直しが増えました。私だけでなくアナリスト仲間からも聞きます。
特によく耳にするのが、「メイクをしたまま診断を受けた」という方。大抵の場合は、診断結果が以前とは違う結果になります。真逆ということも珍しくないくらいに。
まず、メイクをしたままの診断はほぼ無理だと思ってください。何が無理かというと、メイクをしたままの状態と、素顔で見た時の状態で合う色が違って見えるということです。つまり、本当のパーソナルカラーを見逃すということ。
ここでよくある質問は、いつもはメイクをしているからメイクをしたままで診断した方が良いのではないか?ということです。
パーソナルカラー診断の目的は何でしょうか。その方の生まれ持つ個性を生かす色を探すこと、またはその方の魅力そのものを色を通して再発見することです。
今のあなたのメイクに合う色を探すことではないのです。
メイクをしたまま診断すると、まずその時のメイクの色に引っ張られます。ブルベのメイクをしていたら、ブルベの色が調和して見えます。イエベのリップをしているのに、ブルベの布を当てても何か違和感を感じます。本来ならすごく合う色のはずが、余計なものが混ざり込むために、純粋な診断ができないのです。
そもそもあなたの今のメイクは色が合っているのでしょうか?という点も疑問です。実はここが既にパーソナルカラーと違うことが殆どだからです。そうなればメイクしたままパーソナルカラーがわからないのは当然のこと。
実際に、このようなことがありました。
普段はブルベのメイクをしているお客様は、イエベの色が似合わないと仰っていました。ブラウンのヘアカラーも馴染まない気がする...と。
しかし、ノーメイクで診断をすると、イエベ秋になりました。お友達もお付き添いでお越しくださいましたが、全員一致の結果です。似合わないと思っていた秋の色も、素顔で色を当てるととてもキラキラと輝いて見えました。ヘアカラーのブラウンもとても合う色だったのです。結局、違和感があったのは、メイクカラーの方で、馴染まないと思っていたヘアカラーと服の色はとても合っていた色だったのです。
その場で、イエベ秋のリップと、ファンデーションのみをつけていただきましたが、リップの色がここまで馴染むとは思わなかった、リップだけで血色が良くみえメイクあまりしなくて良いと思われたそうです。
その後、お買い物にいかれたそうですが、そのリップのままで色を合わせると、今まで合わなかったオレンジやマスタードなど、イエベ秋の色がとても似合うと驚かれたと、後日談をお聞きしました。
このように、メイクの色がパーソナルカラーを見つける邪魔になってしまうのです。では色物を乗せなければ良いか?ということでもなく、やはりノーメイクが必須です。
パーソナルカラーは素顔が映える色です。
メイクしたまただと、肌も艶があり顔色もよくみえるので、変化がわかりにくく、ご自身も納得されないと思います。本当は全然違うのに、メイクしたままだとイエベもブルベもどちらも似合いますね、のような曖昧な結果になることもあり得ます。
プロならメイクしたまま見分けられるのではないかと思われるかもしれませんが、プロだからやらないのです。少しでも見誤る要素になるものは、少しでも排除して診断したいと思うのが、プロの診断で、仕事としても誠実な対応だと思うからです。
だからこそ、メイクを取らないで診断をすることはは、お客様に対して一番失礼なことだと思っているのです。皆さんも自分が病院で検査を受けるときに、ちゃんと受けたくないですか?いい加減な手抜き検査で、異常なしと言われて、その医者を信用できますか?
きっと腕が確かな医者ほど、注意深く、手を抜かず、いい加減な見方をしないはずです。
パーソナルカラー診断には、アナリストの実績や経験値は大いに必要です。が、メイクを取るという条件は、誰でもできることなのです。そういった捉え方で、アナリストを選んでください。
エクスカラーでは、イベントなどで簡易診断のご依頼を受けてもお断りしています。メイクを取らずにできませんか?5分くらいでできませんか?というご依頼も度々ありましたが、誰のためにもならない診断なので、やる意味がないと思ってます。
ぜひ、一生に一度で良い診断を、不十分な状態で受けないようにしてください。
10月開催の北九州、熊本、佐賀のパーソナルカラー診断会は、お一人当たり30分という時間ですが、ノーメイクで、色が正しく見える光で手を抜かず行います。
もし、メイクをしたまま受けてしまったという方は、少しリーズナブルに受けられる機会ですので、よかったらお越しくださいませ。
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