男性のお客様でスーツを作る前にパーソナルカラー診断を、という方がよくいらっしゃいます。プライベートのファッションだけでなく、ビジネスシーンでのファッションでも自分の色を活かしたいという方も多いのです。
先日はこんなご相談がありました。「スーツや身につけるものなど、十分気を遣っているし、結構良いものを選んでいるのだが、周りに比べるとなんだかその効果がない気がする」と。
パーソナルカラー診断をした結果、今まで選んで着ていたスーツの色は、似合わないということはないにしても、オススメではない色が多かったことがわかりました。スーツだけでなく、靴もベルトもバッグも、それが原因ではないかと、とても腑に落ちた様子でした。
スーツの色に多いネイビーやグレイなどのことを、私たちはベーシックカラーと呼んでいます。いわゆる無難な色で、誰でも着こなしやすい色。そのベーシックカラーにもオススメがあるのですが、それを着ていなくても誰でも着こなせる色なので、特にご自身で「この色似合ってないなあ」とは感じにくいものです。
今回の話の方が仰った言葉がまさにパーソナルカラーの大事な部分で、「特段似合ってない、変ということはないにしても、思った以上に映えない」ということなのです。
ですから、スーツの色で似合わないなんてことある？と思う方もいらっしゃると思います。ただ、パーソナルカラーはただ似合うか？変ではないか？ということではなくて、その人の持つ品位を保つ色とでも言ったら良いでしょうか、一つ格があがる色なのです。上に書いた、いくらお金をかけても手に入らない物がそれです。
周りのあの人が着ていて、すごくカッコいいな、オシャレだなと思った全く同じ色を、自分が着て見た時に果たして同じようになるのか？その保証は全くありません。色は人の真似ができないから、人の真似をしてもあなたの魅力ではないからです。
割と似合いやすいスーツのグレイ、ネイビーですが、せっかく自分自身の一着を作るならその中でも、悪くないくらいではなく、バチっとハマる色でスーツを作りたくないでしょうか。サイズがジャストサイズで作れるなら、色もまたベストなカラーで探しましょう。
これからオーダースーツを作りたい、お店を探している方なら、こちらからご案内もできます。ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。
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