とあるニュースを見て、何年か前に三重県の伊勢志摩に行った時のことを思い出しました。最近、賢島でサミットが行われましたが、そのあたりです。海沿いの山道を抜けていくパールロードというドライブウェイがあるのですが、そこのガードレールが通常の白ではなく、淡い青色(緑色)のような色だったのを覚えています。運転中で写真が撮れなかったので、展望台からの写真しか残っていないのが残念ですが。
一応、上の写真の右下にうっすら写っているガードレールです。なんとなく真っ白でないような。
そして最近見たニュースが、コチラ。
最近では、景観改善のために、ガードレールや柵の色を塗り替えるというのは他の地域でも見られます。山口県の萩市の夏みかん色のガードレールの話などはよく知られていますね。特にこの甲州市の例は、子供や地域の人と一緒になって取り組んでいるということが素晴らしいことだなと感じました。昨秋、福岡県の古賀市の子供向けワークショップに参加させていただきましたが、子供の頃から、住んでいる町の色や景観に興味を持ってもらう取り組みって大事ですね。住んでいる人にしかわからない魅力があるはずです。
ただし、一つ気になるのは、安全面での色としてはどうかということ。白は景観の面からすると浮いてしまう色ではありますが、夜間では一番目立つため、安全な色とも言えます。白は光の反射率が一番高い色なので(蛍光色は除いて)夜間出歩くときは、明度の高い服を着た方がいいとも言われていますが、茶色に変えることにより、認識しにくくならないように、工夫は必要かと思います。
景観の色、地域に馴染む色というのは場所によって違います。どうしたいのかだけを考えるのではなく、その地域の特色をしっかりと見極めるということは大事です。景観調査、地域色調査についてお困りのことがあれば是非ご連絡ください。
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