この写真は、2年前に福岡市民体育館にバレーボールのVリーグの試合を見に行った時のものです。この時にすでに違和感を感じていましたが、さらに下のニュース。
みなさん、どう思いますか?
色選びをするとき、プライベートなものならば好みで選ぶことに問題はありません。例えば、服、アクセサリー、髪の色、など自分が身につけるもの色、それから、自分の部屋のインテリアの色。お気に入りの色を使うと気分が上がるということもありますよね。
でも、たくさんの人が居る場所、見る場所はそんな好みだけで決められません。色を考える時に大事なのは”なんとなく”で決めないことです。なぜこの色を使うのか、なぜこの色がふさわしいのかを考えていかないと、不快極まりないことになってしますのです。それを感じたのが今回のこのニュースです。
個人の感覚で選んで良い場合は、たとえ自分の好みでなくても、反対はしませんが、さすがにこの色はオカシイと思いました。テレビのスポーツニュースで見たときは、言葉も出ませんでした。真っ赤と真緑な配色のコート。僕自身もバレーをしますが、選手は絶対こんなところでは集中できないと思います。デレビで見ていても眩しすぎて目が疲れます。
特に、このJTのユニフォームの色と丸かぶり。女子の場合は、デンソーが赤のユニフォームです。これはあくまでも結果論ですが、コートとうまく同化できた方が優勝できたというわけです。
そもそも、バレーボールのコートはもともとオレンジコートとも呼ばれており、明るいオレンジに塗られていることが多く、これ自体も少し疑問を感じるのですが、最近は本当にさらに改悪が進んでいるように感じます。2年前に福岡市民体育館に行った時も、コートは真緑(最初の写真です)。床で、選手が反射しているのがわかりますか?塗り分けは必要であっても、なぜこんなことになるのでしょうか。ちなみに、ボールも青と黄色や緑と赤などの配色で、もう色がメチャクチャですよね。
赤ってどんな意味か、鮮やかな赤と緑を一緒に使うとどうなのか。意味やその色を使う根拠を考えれば、有りえないと思うんです。おかしな色のものっていっぱいあるのですが、今回はずば抜けてぶっ飛んでいたので、書いてみました。
スポーツも、人間がやるんですから、もっと選手のために考えて欲しいですよね。
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