パーソナルカラーという言葉を知っている方は多いと思いますが、意味を理解して説明できる人はどれくらいいるでしょうか。
パーソナルカラー=似合う色 と捉えられていることが多いのですが、実は単にそのような観点ではないのです。というのはパーソナルカラー以外でも似合う色や着こなせる色はあるからです。
では、何を見ているのかというと、その方の持つ『個性が"最も"輝く色(存在が"最も"輝く色)』という観点です。
一番!という色ですね。一番はいくつもありませんし、逆に不要です。
春も夏もどちらもいけるタイプ、とか春と夏の中間のタイプなど診断されているのをよく耳にしますが(皆さんも見聞きしたことがあるかもしれません)、それを言い出したら、そんな人はいくらでもいます。
パーソナルカラーとは、春も夏も似合っているけれど、十分着こなせるけれど、その人の魅力は?と考えた時に、どちらの方が"より輝く"かを見るものです。つまり、どちらも似合うはある程度わかった上で、そこから先を見て初めてパーソナルカラー診断だと思っています。
パーソナルカラーを知りたい方は、どうすれば一番自分が輝くかを知りたがっているはず。その時に、どっちもいいですよ。どっちでもいいですよ。と言われたらブレませんか?私の個性はどっちでもいいの?と思いませんか?
だって春と夏って全然違うんです。金と銀、ヘアカラーも、メイクカラーも、メイクの色の取り入れ方も。
またよくある、中間のタイプというのは、単にアナリストが診断できなかった、難しかった時の落とし所のように使われているように感じてなりません。
だからパーソナルカラー診断は難しいなと感じます。誰一人として同じ人間はいないので、日々診断をしている中でも勉強させられることばかりです。人の魅力を捉えるというのは、とても大変なことで、自己診断や少し本や試験で勉強したくらいではできないのです。単に明るさがどうこうとか顔写りの表面的な部分だけでなく、その方の中から魅力が輝くような色を見つける、ということはいつも忘れないようにしています。
どちらもいいと言われたら、一見お得な感じがしますけどね。でもそれでは、中途半端で"その人が輝かない"ことになるのです。
診断されたお客様が迷わず、自分の方向性が、軸が決まるように、こちらでは中途半端にせずに、ベストなシーズンをご提案しています。
標準光を使用したパーソナルカラー診断とは
パーソナルカラー診断に限らず、色を扱う現場では色を正しく評価するための照明(標準光)が必須です。色はその場の光によって見え方が大きく左右します。お客様の肌の色も、お客様に当てるカラードレープの色も、標準光を使用することで、天気や時間帯に左右されずいつも正しい状況で見ることができます。
自然光は、季節や時間帯、地域でバラバラ、雲がかかるだけでも照度が大きく変動し、とても不安定なためパーソナルカラー診断としては向かないことも多いのです。
デパートなどで買い物をしたけど、家に帰ったらなんか違う...という経験はありませんか、それも光が原因です。
色選びをするのに、照明が適切でないというケースは多く、そのためにパーソナルカラー診断の結果が変わったりすることも問題になっています。
光は色を語る上で大前提の条件。パーソナルカラー診断の基本でもあるので、色を扱うカラーコンサルタントとして、パーソナルカラーアナリストとしてカラー診断の照明には細心の注意を払っています。
[Office]
福岡市中央区天神2-3-10 天神パインクレスト815号
- 国体通り側のエントランスから入り、目の前のエレベータで8Fへ
- エレベータを出てすぐ左方向へ(「8F」という表示のある階段の方向へ)
- 「8F」の表示の左を通り抜けて進むと左に815号があります