上は、色の管理を行っていない一般のパソコン(右)と、色の管理を行っているパソコン(左)のディスプレイが表示する色を比較したものです。もちろん同じ画像を開いていますがどうでしょう?
ちょっと違うと思いませんか?気のせいではありません。明らかに違うのです。これがちゃんと色を管理しているかどうかの差です。これも見たあなたは、自分のパソコンではどうか、仕事で使っているパソコンはどうかと気になりませんでしたか?それに対してお答えするなら、"色の管理"や”色の校正”に関して何もしたことがないなら恐らく正しくない色が表示されています。これは買ったばかりだから、高価なパソコンだったからというものとは関係ありません。
ニュースの文章を読んだり、オフィス系ソフトを使ったり、メールをしたりする分にはこれだけ違ったとしても問題はないかもしれません。
では、画像ならどうでしょう。画像を見るディスプレイによって違う色に見えているということは、色を扱う仕事をしている方たちにとっては大きなダメージです。現場の写真や、デザインなどをメールでやりとりしても、見る人のPCによって色が違ってみえているということは、仕上がりがこんな色の予定ではなかった!となるのです。色の管理ができていないと、さらに画像をプリントアウトした時にまた色がズレる。この間違った色の伝言の負の連鎖が止まりません。正しい色のコミュニケーションができないと、思わぬトラブルにつながったり、時間や労力のロスにもつながります。
塗装会社や塗料会社などでは、お客様に、色決めの際にカラーシミュレーションをして差し上げるというケースが多いと思いますが、せっかくのご提案がこのようなことで台無しになってしまうのはとても残念なことです。この色が合わないというトラブルは、至る所で起こっているのですが、それが、色の正しい管理によって解決することはほとんど知られていません。それどころか、色というものがこれだけブレているという認識がなされていないことが殆どです。色にこだわる仕事をされている方々なら、当たり前のことかもしれませんが、色は少し違うだけで、イメージも配色のバランスも変わりますので、微差であっても解決したい問題です。
カラーコンサルタントは、カラープランニングなど色の提案のご依頼は勿論ですが、建築、デザイン関係の業者様など、色に関する仕事をしている方々への色の管理の仕方に関するアドバイスも行なっていますので、お客様への満足のいくサービスを生むためにも一度、ご自身の、会社のパソコンの色の管理について是非お考えください。
もちろん建築関係の業者様でなくても、ネットショップを経営していて商品の画像を掲載する方、美容室などでカラーリングやカットモデルの画像を載せるケースなどでも、この色の管理は大事ですよ。
ExColorでは九州・福岡で住環境のカラーコンサルティングを行っています。
住宅のカラープランニングから、店舗や病院・学校などの施設の色彩計画、
景観色彩に関するコンサルティングまで、色のご相談はお気軽にお問い合わせください。
また、建築関係の業者様向けには塗装の色選び・カラープランニング時に起こりやすい色のトラブルへの対策についてのアドバイスも行なっておりますのでご相談ください。
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ExColor カラーコンサルタント / 有吉知幸 まで