福岡も、だいぶ涼しくなりました。今年は秋が長くて過ごしやすそうですね。秋分の日も過ぎ、日は益々短くなるばかり。
先日、カラープランニングのご依頼をいただいたお客様のところに写真を撮りに行きましたが、天気も良く時間帯も正午前後だったため、とてもいい写真が撮れました。"いい写真"といっても、綺麗な写真ではなく、"正しい色"の写真を撮れたという意味です。
色を考える上で今の色、提案する色は正しく表示されていなければ話になりません。でも、色は光によって見え方が大きく変わっていきます。そうですか?と思われるかもしれませんが、それはただ目が徐々に慣れてきてしまって違いがわからなくなっているだけです。
外壁の塗装の色などは、天気や季節、時間帯によって色が違って見えます。影が差しているだけでも、色味は違って見えます。上の写真は、右が今の時期の夕方に撮った色見本。左は、正しい条件で見ている色です。
差は一目瞭然ですよね。
白黒グレーといった、色味を持たない色が黄色味を帯びており、色見本のピンクも、背景の屋根の色も全て、黄みがかっています。右はイエローベース、左はブルーベースの色。例えば白一つ取っても、合わせる色は変わってきます。
よくビフォアアフターの写真などを見ますが、天気が違っていたり、暗かったり、光の当たる方が違ったりしていて、比較にならなかったり、仕上がりが綺麗に見えていない写真が多く見られます。せっかくの綺麗な塗装が、台無しになっていることもあります。お客様にもその魅力が伝わるようにするには、色を正しく扱えているかどうかというのはとても大切なことです。
よく、天気によって色味が変わってい見えるので、色んな時間帯で色んな天気で見ましょうという説明を見かけます。それは大切なことかもしれませんが、その微妙に変わる色の変化の中で、そもそも"どの色が正しいニュートラルな色なのか"をちゃんと管理するということも、大切なことだと思いませんか?
カラーコンサルタントは、色の計画はもちろんのこと、写真やパソコンのデータ、プリンタなどの色の管理についても、ご相談を承っております。プランニングを行なったのに、その印刷したものの色が正しくないとか、シミュレーションしているパソコンの色が正しくないということに気づいていない方も多いはずです。
ぜひ一度、色が正しいのか見直すきっかけになってもらえればと思います。
ExColorでは九州・福岡で住環境のカラーコンサルティングを行っています。
住宅のカラープランニングから、店舗や病院・学校などの施設の色彩計画、
景観色彩に関するコンサルティングまで、色のご相談はお気軽にお問い合わせください。
また、建築関係の業者様向けには塗装の色選び・カラープランニング時に起こりやすい色のトラブルへの対策についてのアドバイスも行なっておりますのでご相談ください。
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