色彩検定は、毎年2回ずつ夏(6月)冬(11月〜12月)に行われておりますが、今年の冬からは、新しく「色彩検定UC級」というものが新設されています。これまでの3級から1級までとは別に作られたUC級というのは、「色のユニバーサルデザイン」にポイントを置いた内容となっているようです。
もともと色彩検定の内容に、色覚特性については触れられていたにも関わらず、さらにそこをクローズアップしているということから、それだけ色のユニバーサルデザインに対する取り組みの必要性が高まっているのだと思います。とは言え、まだまだ完全に対策ができているかと言われれば、そうでもなかったり。
上の写真は、右のように見えている方もいるということを表しています。
"教育関係、官公庁、webデザイナー、広報、インフラ関係など、色覚の多様性に配慮すべきお仕事をされている方"(https://www.aft.or.jp/feature/uc.html)にオススメとされているように、幅広い場所で必要な知識になると思います。
例えば、教育関係では学校の先生が色の見え方の違う生徒に対する接し方や、黒板の書き方などには配慮が必要ですね。市役所などで働く方々も、窓口で説明をしたり掲示物をする際に注意が必要です。このようにデザインを行わない人たちにとっても、色に対する配慮が求められるよう時代になっていると思います。
僕たちカラーの仕事をしている人間も、特に日々勉強していかなければと思いました。色彩検定対策を始め、職場の勉強会や、色彩に関する教育はお気軽にご相談ください。
先週の豪雨は予想外に被害が広がり、福岡もだいぶ混乱しておりましたが、毎年天災による大きな被害が発生し、何か異常な気候の変化を感じています。
最後になりましたが、九州を始め全国で被害に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。