明日は、午前中に筑紫野市で色彩心理の講座の予定でしたが、台風接近のため延期となりました。昨年も、この時期豪雨により被害がありましたが、今回は被害が出ないことを祈るばかりです。
福岡市内でも外壁の塗装工事が行われている場面をよく見かけますが、どう変わるのだろうととても楽しみな気分で完了を待っています。写真のこのマンションも、完成を見て見ると少し雰囲気が変わり、とても素敵な仕上がりでした。記憶が正しければ、使われている色は塗装前後で同系色でほぼ色も変わらないような変化だったのですが、ほんの少しの色使いの差で大きく印象は変わりました。
配色のバランスってとても大事。でも、住環境のカラーコンサルタントとして目指したいのは、そういったカラーコーディネートのもっと先の部分です。例えば住宅であれば、地域の色使い(景観)への配慮や、どんな家にしたいかという依頼主様の思いに耳を傾けること。いくらプライベートなものでも、個人の好みやセンスで決めてしまうと周りに迷惑がかかることもあります。そんな時には、なぜこの色は向いていないのか?と根拠をもって説明することも必要です。
また、お店や病院などでは、地域の人に受け入れられやすい色を使うというのも一つの手です。実は、潜在的に地域で好まれている色があり、そういった自然と溶け込む色、惹かれる色というのは、その土地を歩いて調べて見ないとわからないものです。
カラーコーディネーターや色彩検定などの色の資格はたくさんありますが、大事なことは実際に見て感じた情報の中にあると日々実感しています。不動産業や、建築関係、街づくりなど様々な業種の方へ、今の時代にそしてその土地にあったカラーの情報が必要な時は、ぜひご相談ください。