昨日は3.11。あれからもう7年ですね。当時は京都に住んでいたのですが、会社で仕事中に、後輩が揺れを感じると言っていたのを思い出します。被災地の方々にはどんなお見舞いの言葉を送ったらいいのか、今でも言葉に悩みますが、ただただ被災地の1日も早い復興を願うばかりです。
昨日の福岡は快晴。天神のイルドクルール福岡での勉強会を終え、福岡市東区にある筥崎八幡宮の方へ立ち寄りました。3社参りの一つとしても有名ですよね。すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、国道3号線沿いにあるこの大鳥居、老朽化のため取り壊すことになったそうです。小さい頃から毎年正月の初詣はここと決まっており、何度も見上げただけに、名残惜しいです。そう思っているのは僕だけでなく、写真を撮っている方が他に何人もいらっしゃいました。
今回は安全性の問題ということで、解体は仕方のないことかもしれませんし、古いものを維持していくというのも維持費がかかって大変なことももちろんわかりますが、その土地に根付いてきたものや、歴史的な価値があるものを大切に残していくことも、その町ならではの魅力につながっていくと感じています。
というのも、地域の色(エリアカラー)を調べていると、ここがどんな風に発展してきた町なのか、どんな魅力がある場所なのかといった歴史や伝統、魅力が色に現れていることがわかります。自分が生まれる前どころか、それよりもずっと昔からの長い時間を感じることができるというのも色の魅力の一つです。
[過去記事]
店舗や施設の色選びに役立つ福岡のエリアカラー調査@北九州 - 福岡のカラーコンサルタント/エクスカラーのブログ
全国的に見れば、まだまだ意識して取り入れられているところは少ないですが、色彩調査をするということは、地域の魅力は何かを知る大きな手がかりであって、まちづくりには欠かせないものです。ただショッピングモールを作ったり、マンションを建てたりして人を呼び込もうとするだけでなく、その土地ならではの魅力を考えるまちづくりに、色の立場からお役に立てられればと思います。