正月休みも終わり、福岡の皆さんも昨日から仕事始めという方も多かったのではないでしょうか。今年一年頑張りましょう。
エクスカラーでも、パーソナルカラー診断のご予約は本日以降可能ですよ。
話は変わりますが、ネットで買い物をされる方、多いのではないかと思います。僕もよく買います。良いものがお店で見つからない、買いに行くのが面倒くさい、という時にも便利で活用していますが、その中で困るのが、"色物"の買い物。
画像の色と実物の色が違うということがほとんどですよね。特に服なんかでは、ここまで鮮やかとは思わなかった、こんな色だとは思わなかったということもあり、結局着ないままだったりという話もよく聞きます。
そして、一度失敗すると、ここで買うのはやめよう...と思うかもしれません。ネットでの買い物の難しいところは実物の色がわからないという点。サイズは測ってくれていればちゃんと伝わりますが、色はそうもいきません(色も測れるのですが、一般には伝わらないでしょう)
よく"実物と商品の色"は違いますなどと書かれていますが、確かにモニターの色と実物の色を完全一致させるのは不可能です。でも、できるだけ実物の色が正しく伝わるような最低限の準備(色の管理)は必要です。
ネット販売をされている店舗や企業、また個人でネットアプリなどで出品されている方々、様々な方がいらっしゃると思いますが、何も対策をしていないという場合にはぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか。
パーソナルカラー診断と同じ!正しく色が見える光で写真を
パーソナルカラー診断で、色が正しく見えるように標準光と呼ばれる照明を使用していることは、このブログでも何度もご紹介していますが、それはパーソナルカラー診断に限ったことではありません。
色の見え方は光の質で大きく変わりますので、お店やオフィス、自宅のLEDや蛍光灯、白熱電球のもとで商品の画像を撮ったりすると、たいていの場合は正しく色が正しく写っていません。
デパートなど、外光の入らない場所で買い物をするときも、家に帰ってみたら色が違ったということが多いように、光の影響は大きいです。
白のセーターが欲しいという場合でも、雪のような白なのか、クリーム色なのかそんな微妙な色の違いは、照明が正しくないと区別できなくなります。
アパレルやメイク関係の商品の画像や、ヘアカラーなどをブログでアップする場合には要注意ですね。
ちなみに、"太陽光の下で"という記述などもよく見かけますが、窓際の直射日光が当たるところで撮影しても、明るくなりすぎて色が飛んだり、天気は季節、時間によって色みは変わりますので、太陽光ならOKと盲信しないようにしましょう。
上のグリーンの服の写真も、左は外光で撮影したもの。時間帯によってはこんな差が出てしまうので、自然光の下で撮影するには、却って光に関する知識が必要だと思います。
太陽の様子を伺って撮影をするのは非効率なので、標準光の照明がベストだと思います。
画像処理で補正することも可能
パソコンが使える方は、色を管理するためのツールを使用すればさらに、実物と近い色を再現することができます。
商品の色だけでなく、建築関係の現場の施工写真などにも有効です。よく施工例の社員が天気がバラバラだったり、西日で正しい色に見えていないなどの場合も見かけますが、そのようなバラバラな条件でも常に正しい色に補正することができます。
上に書いたように、太陽光も実は不安定で、いつも同じ条件で撮影することは難しいです。
初心者でも使えるようなツールやソフトをご紹介したり、レッスンも可能ですので、気になったらご相談くださいね。
ここのお店は安心、信用できる、と思われるためにも商品の質だけでなく、画像の色というのもとても大事です。
僕自身も安心してネットで買い物ができるようになって欲しいので、ぜひ皆さんに知っていただければと思います。
標準光を使用したパーソナルカラー診断とは
パーソナルカラー診断に限らず、色を扱う現場では色を正しく評価するための照明(標準光)が必須です。色はその場の光によって見え方が大きく左右します。お客様の肌の色も、お客様に当てるカラードレープの色も、標準光を使用することで、天気や時間帯に左右されずいつも正しい状況で見ることができます。
自然光は、季節や時間帯、地域でバラバラ、雲がかかるだけでも照度が大きく変動し、とても不安定なためカラー診断としては向かないことも多いのです。
パーソナルカラー診断で大事なのは、お客様自身が納得するということ。カラーリストがこう言ったからではなく、お客様が確かにこっちの方がいいな...と実感していただくことで、今後の活かし方が大きく変わります。カラーリストはもちろん、お客様も色の違いがわかりやすいというのも標準光のメリットです。
デパートなどで買い物をしたけど、家に帰ったらなんか違う...という経験がある方は多いと思いますが、それも光が原因です。色選びをするのに、照明が適切でないというケースは多く、そのために診断結果が変わったりすることも問題になっています。
光は色を語る上で大前提の条件。パーソナルカラーの基本でもあるので、せっかくパーソナルカラー診断を受けるなら、カラー診断用照明があるところで受けることをオススメします。