なぜ企業の研修に"色"?と思われる方も多いかもしれません。広告、デザイン、WEB、建築などのようなモノづくりをする業種ではない方々にとっては、勉強する必要のないものと思っている方も少なくないかもしれません。
しかし、色はどんな企業であっても、どんな業種の方でも使うものです。例えば、ビジネススーツやユニフォームに取り入れたり、店舗や病院などの施設やオフィスの空間づくりに利用したり、商品やブランドのイメージ戦略やブランディングに役立てたり...。そうやって考えてみると、色を無視できる仕事はないのでないでしょうか。
もう少し詳しく
人と接する業種ではパーソナルカラーは必須
パーソナルカラーが日本に伝わってから、およそ30年と言われています。本来は、オフィシャルやビジネスのシーンで活用するものとして注目されていたものですが、プライベートでのファッションでの"似合う色"と考えられていることが多く、圧倒的に女性に知られていることが多いものでした。
近年は、男性誌でもパーソナルカラーのことが取り上げられたり、色の特集が組まれたりしており、男性への色の興味が高まっている傾向にあります。パーソナルカラーは単なる"似合う色"ではありません。自分のどんな魅力を活かして、仕事をしたらいいかを見直すセルフブランディングでもあるため、まず最初に知って頂きたい分野です。見た目がどうこうという外見だけの問題ではなく、内面を磨くという本当の目的も実感できると思います。
ちなみに、パーソナルカラーは身に付けるものの色だけでなく、建築などあらゆる配色にも活用できる、実践的なカラーシステムですが、検定試験の勉強でも知ることのできない情報なので、カラーコンサルタントが提供できるカラーの研修ならではの内容の一つです。
色の効果と意味を知るとともに、自分磨きになる色彩心理
色には、人に特定のイメージをもたらしたり、人の無意識の欲求が現れたりしています。それだけ、人の感じ方を大きく左右するものなので、広告の文字一つ、WEBサイトのボタンの色一つをとっても、色の選択はとても大事なものです。配色ばかりに気を取られず、色の意味や効果について知ることができるのが、色彩心理の分野です。
パーソナルカラーと同様、自分の長所を客観的に見直すこともでき、色を通して自分の軸を作ることにつながります。カラーアートセラピーとして、子供から大人まで楽しむことができますので、職員の方のストレスケアとして用いたり、子供や高齢者と接する方々への色を使ったワークのアドバイスなど、様々な目的に対して色彩心理というテーマは活躍します。
続きはまた次回
ExColorでは九州・福岡で色彩心理に基づくカラーアートセラピーや、色彩心理のワークショップ(カラーリクリエーション)を行っております。臨床例を基にした、リアルな色の意味について知ることができます。
企業の研修や勉強会に、社員やスタッフの方のメンタルヘルスケアに、教育現場や医療現場でのリクリエーションに、様々な場で色彩心理の知見が必要とされています。
また、セラピストとしての活動をされたい方、本格的に色彩心理のことを勉強されたい方には、セラピスト養成講座も行っておりますので、ご相談ください。
ご相談は、カラーコンサルタント/ 有吉知幸 まで